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本当に、永い言い訳。
DVD鑑賞。









『 永い言い訳 』

公式ホームページ






とても尊くて大切なものがすぐそばにあることを
人は忘れがちなのかもしれない。

実際に大切なものを失ってから
大切だったと、
尊かったと、
気がつくものも多い。



原作を読んだ後も、
映画を観た後も、
それを感じた。



原作を読んでいたために、
最後の状況をわかっているために、
まっさらな状況で映画を観た人とは
少し違った観方だったかと思う。

私は映画公式ホームページの予告のイメージとは
違う感じ方をしていた。

映画の内容は原作とまったく同じだった。
多分、人それぞれ感じ方が違うのと同じで
私だけ捉え方が一般的でないのかもしれない。

でも、西川監督映画ではいつも同じようなものを
私は感じてしまうのだ。
人の不器用さ、
でもそれは愛すべきところでもあったり。



とてもすばらしい映画だった。



DVD鑑賞をしている状況で
ふと私も個人的に大切なものに
気付かせてもらった。



西川美和監督作品。原作も西川美和監督。



主演本木雅弘さんの演技がすばらしく、
まわりを固める竹原ピストルさん、
子どもたちの演技もすばらしい。

本木さんの滑稽でいて、
そして切ない、
不器用な、
そんな演技がすごい。



西川監督作品を観直そうか。







n.
People vs. Fritz Bauer
少し前に観た映画。









『 People vs. Fritz Bauer 』
邦題:アイヒマンを追え!

公式ホームページ





最近、ドイツ映画しかもナチスの時代背景ものばかり
観ている様に思う。
なぜに観るかっていうと以前に観た
『ハンナ・アーレント』が頭から
離れないからだろう。

アドルフ・アイヒマンとは。
" 悪の凡庸さ "とは。
・・・。



主人公であるフリッツ・バウアー検事長。
彼が起こしたアウシュヴィッツ裁判によって
収容所の実態が世界に詳しく知られるとともに
ドイツ人が過去と向き合う重要な契機となった。
(参照:映画パンフレット)

実在の人物である彼がもしいなかったら
今のようなドイツになっていたかどうか分からない。



そして、改めて思う。
日本人は。

自分も含め戦争経験のない日本人が
過去の日本の戦争について
向き合えているだろうか。

日本人ではなくとも人間が戦争に、
真っ向から向き合うことは
出来ているのだろうか。

戦争は普通の一般人が
加害者にも被害者にもなりえる。





色々を考える機会を与えてくれる映画。







n.
silence - 沈黙 -




『 CILENCE 』
邦題:沈黙 -サイレンス-

公式ホームページ





内容はザッと言うと、鎖国された過去の日本。
島原の乱、キリシタン禁制、踏み絵、隠れキリシタン。
ポルトガルの司祭2人が、師と仰ぐフェレイラ司祭を
探すため日本に向かう・・・。



原作を読んだ上で映画鑑賞。
オススメ順は、映画→原作。
原作を読む中で映画以上に
残酷なシーンをイメージしすぎていたのかもしれない。
果たして私だけか?
いや、原作の方がより恐ろしかったと思う。

恐ろしいシーンに気持ちが囚われそうになるが
そもそもこの映画が言いたいのはそこではない。

神が何も応えてくれないところ。
神とは何か。

映画の中でも、原作の中でも、
何度も何度も神への問いが繰り返される。

映画のとらえ方が、
私が原作を読み感じたものと若干異なった。
やはり私が日本人だからかもしれない。
それもそれで、面白い部分ではある。



そして偶然にも、今、ブログを書きながら
付けたテレビでリーアム・ニースンが
空に向かって神に叫んでいる。ここでも。

「なぜ・・・」

テレビ東京午後のロードショー
『The Grey 凍える太陽』

ふと思う。
『シンドラーのリスト』ではどうだっただろう。
見返してみようか。







n.
蜘蛛の糸・杜子春




蜘蛛の糸・杜子春 / 芥川龍之介




蜘蛛の糸。
教科書に載っていた。
いや、覚えていない。

そんなたわいもない話から
読んでみた。



短編集。
読みやすいし
面白い。

そう思ったらあとがきで
年少文学である事を知る。

中でも1番好きなのは
「蜜柑」。

本当に短い
数ページしかない話だけど
主人公[私]が感じた
朗らかな心持ちを
リアルに想像することができた。






n.
『Nicky`s Family』
シネマテークたかさきにて映画鑑賞。









『 Nicky`s Family 』
邦題:ニコラス・ウィントンと669人の子どもたち





「イギリスのシンドラー」と言われた男と
彼に助けられた子供たちの真実の物語。

イギリスのビジネスマン、ニコラス・ウィントンが
チェコスロバキアの子どもたちを
ナチスドイツの迫害から救うために
キンダートランスポートを実行する。



この物語では何が起こっていて、
どんな行動を起こし、
結果どんな風になったかが描かれている。

細かい描写などは省かれているが
でもそこは当時の子どもたち、
ご本人が登場しているため真実味がある。

政治の要人や財力のある起業家というわけでもなく
普通(いや、敏腕だろう)のビジネスマンである
30歳前後のウィントンが行動を起こしている
(もちろん一人ではなく、仲間が不可欠であるけど)
ところが拍手するべき点である。

大変困難であり、苦しく、辛い状況であっただろうけど
重すぎるだけの映画になっていない。
ウィントンがジョークを言ったりする明るい場面もある。
ラストに彼が残した功績の大きさを見ることとなる。
義務教育で子どもたちに観せたらいいと勝手に思う。




「友人が死体処理の仕事をしていて、自分の母親に気がついた・・・」
そんな話をする場面があった。
死体処理、それはゾンダーコマンドのことであろうと思った。
前に観た『サウルの息子』もそれであった。
そんな重い局面は突き詰めずに物語は進む。
そこがこの映画の良さでもあるかもしれない。



子どもはできるだけ明るく、
そして前向きであるべきだ。そう思う。







n.